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VR空間の活用で広告効果を可視化

平井健一郎

今年3月、OOH広告のオンラインマーケットプレイスを手掛けるPalledAd(パルダッド)は、東京大学社会戦略工学研究室とともにVR空間を活用した広告効果可視化のための共同研究を開始したことを発表した。今回、同社代表取締役の安彦 賢氏に、本取り組みの狙いやOOH業界のDXに向けた想いをお聞きした。

双方を結ぶ「広告版メルカリ」

PalledAdは、2018年5月安彦氏が大学2年生の時に立ち上げた東大発のベンチャー企業だ。ウェブ広告は個人でさえも気軽に媒体の売買ができる仕組みがあるのに、オフライン広告ではそれがないことに疑問を感じたことが同社を始めたきっかけだそうだ。特に、リアルなOOHメディアはプランニングから購買までの手続きが煩雑で、枠を押さえるまで1週間ほどかかってしまうケースも珍しくない。メディアを使いたい人と、提供したい人を結ぶ「広告版メルカリ」のようなサービスをつくりたいという。

OOH広告のマーケティングプラットフォーム「AdVice」では、特に「広告効果の数値化」と「広告取引の利便性向上」に重きを置いている。現在は、広告主や広告会社向けにサービスを公開している。媒体主と直接つながっているため、プランニングからバイイングまで最短1時間で完結できるそうだ。

例えば画面上で予算と目的を設定すると、そのターゲットに対して費用対効果が最大化するOOHメディアの...

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