2021年はどうなるか?という話は、以前の寄稿でも触れた。「とりあえずオンラインで。」から「次もオンラインで!」となるかは、前回の配信結果によると思うので、現時点ではまだ去年との比較はできない。しかし、「バーチャル株主総会」という言葉は今後よく耳にすることになりそうだ。
経済産業省が出している資料からの言葉を借りると「バーチャル株主総会」は、取締役や株主などがインターネット等を通じて、遠隔地から株主総会に参加、出席することを許容する形式。
大きく分けると①「ハイブリッド型」と②「「バーチャルオンリー型」の2つに区分。現状、②「バーチャルオンリー型」は、物理的な会場を設けずに行う形で、現行の会社法では実施が難しく今年2月の国会で閣議決定された産業競争力強化法の改正案が成立されれば、今年の6月から開催が可能になる方法である。そのため現時点では、①「ハイブリッド型」のみの運用となる。
リアル株主総会と同様に物理的な会場を...