子どもだけでなく大人の女性からも愛される「ひつじのショーン」と生誕55周年を迎え今もなお根強い人気を誇る「サンダーバード」。このたび、この2作品とのコラボレーションにトライしたい企業や団体を募集する。

英国の制作スタジオ「アードマン・アニメーションズ」が生み出した、クレイ・アニメーションの「ひつじのショーン」。『ウォレスとグルミット』シリーズの中編映画『ウォレスとグルミット、危機一髪!』(1995年)に登場する、羊のショーンを主人公としたスピンオフ作品だ。日本では、NHK Eテレで2008年から放送され、第6シリーズまで続いている。
大人の女性にも人気のショーン
好奇心旺盛で頭の回転が速いショーンを始め、ショーンに振り回される牧羊犬ビッツァーや、三匹のいたずらブタ、赤ちゃん羊のティミーなど、個性あふれるキャラクターが登場。劇中の人間や動物たちはセリフを発しないが、万国共通のユーモアあふれるストーリーで視聴者の心をつかんでいる。クレイを1コマごと動かしながら撮影するストップモーションの技法が用いられており、細部までこだわった人形や背景のセットの美しさから、大人のファンも多い作品だ。
メインターゲットは、アニメ視聴層の未就学児とその家族。NHKでの初回放送から10年が経過し、高校生までの高い認知度と、幼児〜小学生高学年への強い人気、男女差があまりないユニセックスなキャラクターであることが強みだ。これまで、ベビー用品メーカーや飲食チェーン、アパレルなどとコラボを行ってきた。
一方で、近年力を入れているのが、サブターゲットであるキャラクター好きの20代以上の女性。文房具の商品開発やコラボカフェなどの実績がある。
日本の特撮ブームの草分け
「サンダーバード」は、1965年に英国で制作された人形劇の特撮番組だ。科学技術が発展した2065年の世の中を舞台に、大規模化する事故や災害で危機に瀕した人々を、秘密組織の国際救助隊がスーパーメカ「サンダーバード」を使って救助する姿を描いている。
「1966年からNHK総合で放送開始。ハイクオリティな特撮映像と「スーパーマリオネーション」技術を駆使して描かれた物語は、日本でも一大ブームを巻き起こした。「ウルトラマン」の円谷英二監督や「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督にも影響を与えている。
「NHKほか民放各局で再放送をしていたことから、リアルタイムで視聴していた60代以上の男性のみならず、40〜50代にもファンが多い。40代以上の男性は、国民的人気を誇るキャラクターに匹敵する認知と好感を得ている。これまで、往年のファンに向けた商品化やイベント、“近未来的”“最先端”といった作品イメージを基にしたPR起用を実施してきた。
新たなターゲット開拓の機会に
このたび企業や団体などとの新しいコラボレーションのあり方を模索すべく、ひつじのショーンやサンダーバードと無償でコラボできるプロジェクトを4月1日から開始する。そのカテゴリーは、パッケージ、広告、ノベルティ、イベントの4つだ。
今回コラボ先を広く募る背景について、「ひつじのショーン」はファミリー層以外にも幅広く認知を広げたいという狙いがある。スーパーマーケットやコンビニなど、子どもを持つ女性のみならず若い女性にも目につく場所でコラボ展開することで、さらなるキャラクターの存在感を創出したい。例えば、食品パッケージへの起用も歓迎だ。
「ひつじのショーン」のアートは、2Dと3Dで使い分けができることが特長のひとつ。クレイを使用した3Dはファミリー寄り、2Dはキャラクターファンの女性など、ターゲットに合わせたアート展開が可能だ。
一方の「サンダーバード」は、2020年9月に生誕55周年を迎えた。周年のタイミングに合わせ露出を増やし、コアファンへのサンダーバードブランドの新価値訴求を目指している。また、「親がサンダーバードファン」といった、20〜30代の若年層を含む新ターゲットの開拓も狙う。
作品の世界観に合致する科学技術系企業とのタイアップや、家族を描いたストーリーから、不動産や旅行会社、保険などとのコラボに期待を寄せる。また、コアファンのターゲットに近いところで、介護業界やヘルスケア用品とのタイアップも募っている。
ひつじのショーン
ファミリー層向けのコラボ展開 ユニークな動きやキャラの多さが魅力
未就学児(男女)の好感度93%、小学生高学年(男女)の知名度75%を誇るひつじのショーン。子どもやファミリー層をターゲットにしたお菓子などの食品の商品パッケージでタイアップ実績がある。

日本マクドナルド
2017年5月
期間限定販売される「ハッピーセット」のおもちゃとして、ユーモアのある動きを表現した全6種が登場した。
※キャンペーンは終了。

バンダイ「ひつじのショーングミ」
2018年1月
パッケージには3Dアートを使用。ショーンたちの豊かな表情や動きをグミで再現している。
※商品の販売は終了。

LINE GAME「LINEパズル タンタン」
2018年11月
パズルゲーム「LINEパズル タンタン」とコラボ。ショーンや仲間たちの限定ペットやコスチュームが登場した。

江崎グリコ「牧場しぼり」
2020年2月
マストバイキャンペーンの景品として、2Dアートのショーンをクリアファイルに起用。生誕25周年のロゴ入り。
※キャンペーンは終了。
サンダーバード
キーワードは「近未来」「最先端」「科学」PRポスターなどに起用実績
“近未来的”“最先端”といった作品イメージから、工作機械メーカーなどの技術系企業とタイアップ実績がある。また、警視庁や防衛省のPRポスターにも起用された。

ヤマザキマザック
2018年10月
2019年の創業100周年に合わせ、企業イメージ広告や展示会出展時にサンダーバードのイメージを使用。
ひつじのショーン・サンダーバードとのコラボを幅広く募ります
応募は5月18日(火)まで
「ひつじのショーン」「サンダーバード」とコラボレーションする企業・団体を募集します。4つの領域(複数可)でキャラクターのIP(知的財産)を無償で利用できます。幅広い業種からのエントリーを歓迎します。
無償利用できる4つの領域
1 パッケージ
2 広告
3 ノベルティ
4 イベント
●注意事項
現在結んでいる企業との契約の関係でコラボレーションの開始時期を相談する場合があります/キャラクターの新たな描き起こし、加工などの場合は、別途実費がかかる可能性があります/キャラクターの世界観を優先するため、場合によってはお断わりする場合があります/申し込み多数の場合は、抽選といたします。
詳細および応募方法はウェブサイトから
●ひつじのショーン:https://www.sendenkaigi.com/event/shaun/
●サンダーバード:https://www.sendenkaigi.com/event/thunderbirds/
SHAUN THE SHEEP AND SHAUN'S IMAGE ARE™ AARDMAN ANIMAtiONS LTD.2021
Thunderbirds ™ and © ITC Entertainment Group Limited 1964,1999 and 2021. Licensed by ITV Ventures Limited. All rights reserved.
お問い合わせ
ひつじのショーン モニタープロジェクト事務局
shaun-monitor@sendenkaigi.co.jp
サンダーバード モニタープロジェクト事務局
tbjapan-monitor@sendenkaigi.co.jp
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