販売促進の専門メディア

           

アクティベーションツール

位置情報によるアカウンタビリティ強化

平井健一郎

位置情報プラットフォームを提供するクロスロケーションズは2月15日、主にOOHを扱う広告主や広告会社向けに、OOH広告の視聴状況の計測が可能な「Location AI Platform™ 屋外広告測定版」の提供を開始した。本サービスは元々小売・流通など向けに提供されていたLocation AI Platform™の機能をベースに、OOHのプランニングや効果検証用に使用できるようなかたちでデータを提供するというものだ。

様々なスマホアプリから取得されるMAU約1000万のGPSデータを使用し、交通広告や屋外広告の設置される地点の日別サーキュレーションを表示することができる。さらに、利用者の性年代や、その人たちが他に訪れた場所なども分析することができる。このことで、OOH広告を出稿した場所・時期の実際の利用者人数や属性を把握し、効果検証や次回のプランニングに役立てられるという。さらに同社は行動データに基づいた位置情報ターゲティング広告の配信も行っており、OOH接触者に対してのリターゲティング配信なども可能になるという。

従来のOOHメディアのプランニングでは、年1回調査の道路通行量や駅乗降人数といったいわば“変わらないこと”を前提としたサーキュレーションデータをもとに接触者数を推計するケースが多かった。しかし、昨今の世界的なパンデミックや自然災害の多発によって、人の動態が...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

アクティベーションツール の記事一覧

ライブコマースサービスの事業譲渡に見る今後
生活者にSNSでシェアされるコンテンツとは?
位置情報によるアカウンタビリティ強化(この記事です)
ページをめくらせる行動を誘引する仕掛け
普遍的なパッケージだからこその空気感
「ライブコマース×あと値決め」、ポストプライシングを用いた効果測定
空きスペースをOOHとして表現のキャンバスに
音声メディア活用で検討すべきこと
リアル店舗での、ARテスター活用アイデア
伝統と革新を感じる、手土産にしたいパッケージ
ライブ配信の効果が求められる1年
『仮想世界』としてのゲームの大きな可能性
想いを形にできるメディア
当たり前となったリモート接客の什器
愉快なパッケージデザインたち

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する