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常連になりたくなる まちの愛され店舗探訪

「夜通し居酒屋プラン」がヒット ご近所ツアーでコロナ禍に対抗

星野リゾート 「OMO5東京大塚」

星野リゾートが2018年5月にオープンしたホテル「OMO5東京大塚」。都市観光ホテルとして、大塚の街の魅力を発信しているほかコロナ禍で発生したニーズに対応した新プランも人気を集めている。

畳敷きのリビングルーム。泣くことでストレス解消できる「涙活ステイプラン」では、アナログレコードセットの貸出なども行う。


JR大塚駅(東京・豊島)から徒歩1分の「OMO5東京大塚」(星野リゾート)。OMOは同社が全国各都市に展開するカジュアルブランドで、コンセプトは「旅のテンションをあげるホテル」だ。

オープン以来、日本人6割、インバウンド4割の宿泊客比率、平均稼働率も80%以上を維持していたが20年のコロナ禍で後者はほぼ消滅。移動制限や行動の自粛が求められ、挽回策として新たな案を検討した。そのひとつが「夜通し居酒屋プラン」だ。

3密を回避できる客室内で、気心の知れたメンバーとひと晩中酒や食事を楽しめる。4人利用の場合、1人あたり1泊6882円〜(税・サービス料と食事別)というリーズナブルさ。総支配人の磯川涼子氏は「女子会の3名さま、時には男性ばかりの4名さまなど様々なお客さまにご利用いただいています」と話す。「居心地がよかったので他の友達にも紹介したい」とリピートする客も多いという。

また、ホテル周囲を走る都電荒川線が見える部屋に泊まり、電車内で使われていたつり革や降車ボタンなども室内に揃える「都電Roomステイプラン」も家族客に人気。この企画はオープン当初も実施したがさほど話題にならなかった。「コロナ禍のマイクロツーリズムの潮流に合ったせいかと感じます」と磯川氏。2021年3月以降は室内にアートフラワーを...

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