黒板やホワイトボードの製造販売を行う日学(東京・品川)は、全国の中高生を対象にした黒板アートの大会「日学・黒板アート甲子園2020」を実施。2020年3月18日から9月23日にかけて募集を行った。
大会は、「一大アートともいえる黒板アートを多くの方々に見て共感していただき、かつレガシーとして後世に残したい」と2015年から毎年開催し、今年で6回目。例年は3〜4月に開催しており、今年も当初は4月8日までの3週間を募集期間としていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年までの参加校にヒヤリングを行ったうえで半年間に延長した。
高校生のメイン大会の応募作品数は対前回比70%弱の101点で、参加校数は約51%の45校。毎年多くの応募がある高校の参加が課外活動の時間制限や空き黒板がないといった事情で減少したが、学校やメディアへの情報提供を断続的に行うことで、少しでも多くの生徒に参加してもらえるように働きかけた。
加えて、5〜6月には、生徒に限らず一般の人もミニ黒板などを使った黒板アート作品を応募できる企画をTwitterで実施。これがきっかけとなって大会に応募した人や、大会に関心をもったメディアもあったという。

今年のメイン大会の最優秀賞受賞作品。大会は、2014年にSNS上で有名な絵画を模写した「黒板の落書き」を見かけたことがきっかけで創設された。