ウィスコム(東京・新宿)、TOKYO TOWER(東京・港)、これポチ(東京・新宿)を中心とする「バーチャル東京タワー」製作委員会は、東京タワー公認の未来型VRエンターテインメント空間「バーチャル東京タワー」を11月1日にオープンした。
バーチャル東京タワーでは、「アバター」と呼ばれる3Dモデルを使用して、本物の東京タワーと同じようにメインデッキなどに昇り、360度のパノラマ夜景を楽しむことができる。また、マルチ参加している他者とコミュニケーションが取れるため、バーチャル東京タワー内でのデートやイベント参加も可能。バーチャル東京タワー内のショップやグルメタウンで買い物を楽しむこともでき、購入した商品は自宅に配送される。
コロナ禍でも観光やイベントが楽しめる場を創造し、イベントや観光だけでなく、エンターテインメント全体を盛り上げる狙い。コンセプトは「100年後の東京タワー」とし、バーチャル空間だからこそ表現できる100年後の東京タワー像や東京の夜景イメージを形にした。シーズンごとに様々な作家やアーティストなどとコラボレーションを行い、演出を変えていく予定だ。
オープン5日で約1万人の来場があった。初年度の来場者目標は30万人を見込む。
今後は併設するフェス会場でのイベントやショップなどでも様々なユーザーのリクエストに応えるコンテンツを月ごとに開催し、何回リピートしても楽しめるバーチャル施設を目指す。

来場者からは「本物の東京タワーに負けず劣らずのスケール感」との声が聞かれた。

バーチャル東京タワーの麓には野外フェスティバル会場を設置。今後、ライブイベントやファッションショーなどを企画する予定。

展望デッキからは、100年後の東京の夜景をイメージした街並みが見られる。

空中水族館のような演出の展望デッキ。