最終審査員

【審査員長】
博報堂 執行役員
博報堂ケトル
クリエイティブディレクター/編集者
嶋 浩一郎氏
会議のために開発されたZoomが飲み会に使われる、インスタントで食べられるはずの即席麺をあえて10分待って食べる。商品やサービスが開発陣の想像を超えた使われ方をした時、新たなチャンスが訪れることがある。我々プランナーは時にクライアントさんの想像を超え、生活者のインサイトを時代の変化と共にリライトし、製品・サービスのための新しい地図を提示できなければいけない。
コロナ禍で生活様式の変化を余儀なくされ、商品・サービスの新しい活路を考えなければならないという状況もあったのか、今回の応募作品はそんな視点でプランニングされたものが多く頼もしかった。「その手があったか」と依頼主にも生活者にも思われる企画を立てるためには、変化し続ける人々の欲望に敏感な人でい続けないと!

【最終審査員】
ADKクリエイティブ・ワン
プランニング本部
コミュニケーション・ディレクター
石田琢二氏
今回特に楽しく審査させていただいた気がします。
このコロナ禍においての審査は今までとは違った心持ちでした。しかも、企画をしている途中にコロナはどんどん深刻化していき、日々刻々と情勢が変化していく中での作業だったと思います。その変化に対応できた企画は評価されましたし、さらに深い地点で、普遍的で本質的な課題解決策を見つけられた企画もやっぱり評価されたと思います。
今回は特にいい販促コンペになったと思います。

【最終審査員】
ビーコンコミュニケーションズ
エグゼクティブクリエイティブディレクター
井上忠司氏
今年は例年以上に応募が多かったらしく、その中の選りすぐりの企画が集まっていてレベルが高いなと感じました。当然光り輝く企画もあるのですが、地味ながらもよく考えられた企画もあって、予想したより迷いました。受賞した企画はどれも素晴らしいのですが、そこから漏れた企画の中にたくさん良いアイデアがあって、その可能性の多さに心が惹かれてしまいます。惜しくも選に漏れた企画に助言するとしたら、どこかにチャーミングな要素をつくってもらえたらと思います。
理屈だけでは人は動きません。人の心を動かす要素が、あなたの企画に本当にあるかを見直してもらえたらと思います。実現可能性も大切ですが、熱量も大切です。

【最終審査員】
オイシックス・ラ・大地
執行役員
Chief Omni-Channel Officer
奥谷孝司氏
今年の応募作品は面白くて秀逸な企画が多く、選ぶ立場としては嬉しくもあり、悩ましくもありました。特にコロナ禍の今を反映した企画や、Social Goodな文脈を取り込んだものも多く、今のお客さまと本企画参加企業とを「共感」で結び付けようとする企みにワクワクすることができました。
企業もお客さまも沈みがちな気持ちをマーケティング、販促で盛り上げていくことはできる。そのような取り組みを自分自身も挑戦していきたいと改めて感じることができた幸せなひと時でした。応募者の皆さまに感謝の気持ちで一杯です。これからもマーケティング、販促でお客さま、企業側の気持ちを盛り上げていってください。来年も期待してます。

【最終審査員】
SHIBUYA109
エンタテイメント
マーケティング戦略部
SHIBUYA109 lab.
長田麻衣氏
受賞された皆さま、おめでとうございます。今回初めて審査員を務めさせていただきましたが、素敵な企画を楽しく拝見し、私自身たくさんの学びがありました。大きく分けると「企業」と「ターゲット」ですが、商品やサービスには多くの人々が関わりあっていて、そのすべての人に対する理解や想像力が行き届いていることが、審査の基準である「実現性」と「リアリティ」を生み出していたなと感じます。
コロナ禍で未来が見えづらくなり不安もある世の中ではありますが、皆さまの企画から、当たり前のことにしっかり向き合うことで未来を創っていく姿勢を忘れてはいけないなということに改めて気づかされました。ありがとうございました。