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OOHの未来を考える

「販促会議」編集部注目のOOH事例・情報

直近で行われたOOHの活用事例や、媒体側によって新しく始まった取り組みや新メディアについて紹介。

01 ナンバープレートが広告に「日本ナンバー」のOOH

ナンバープレートの地域名部分を「日本」に変更した広告。

自動車リース業を営むカーベルが、7月27日から品川・大阪・名古屋・博多・仙台・札幌・大宮の全国7駅に順次OOHを掲出した。広告では、本来は居住地域名を冠する自動車のナンバープレートを「日本ナンバー」としたビジュアルを用いた。県境を越えた移動に対する不安から生じる誹謗中傷などの行為に対して、結束し乗り越えていこうというメッセージを発信する。

カーベルが掲出したのは、車のナンバープレートの都市・地域名部分を「日本」に変更したビジュアルの広告。背景には、新型コロナウイルスの感染拡大への不安や心配からくる「県外ナンバー狩り」などの社会問題がある。

各都道府県が新型コロナウイルス対策の一環として、県境をまたいでの不要不急の移動を自粛するように促している。一方で、通勤や通院などやむを得ない理由で、県境をまたいで移動しなければならない人もいる。

そこで、同社 代表取締役 伊藤一正氏は、「今やるべきことは、冷静な判断で“日本というワンチーム”になって前進すること。今回のメッセージを一人でも多くの人に見ていただき、困難な状況を乗り越えていきたい」と考え、掲出を決めたという。「車には、大阪ナンバー、心には、日本ナンバーを。」など地域ごとに、一部コピーを変更している。

02 大阪、J1リーグ再開でTOYO TIREが交通広告

「大阪の元気を届ける」ことを目的に、9種類の広告を掲載。写真はJR大阪駅の様子。

7月4日、長らく中断していたJ1リーグが、同じ大阪に本拠地を構えるガンバ大阪とセレッソ大阪とのいわゆる「大阪ダービー」からの再開となった。新型コロナウイルスの対策から、無観客で開催。ガンバ大阪のスポンサーであるTOYO TIREはこの試合を「大阪の元気を届ける」イベントであると考え、TOYO TIRESパートナーデイとして開催した。

このタイミングに合わせ、大阪一円の主要駅構内などで交通広告を展開。大阪弁のコピーを用いたポスターやデジタルサイネージを約100面展開した。期間は6月29日から7月5日まで。

広告展開では「大阪が、ふたつに分かれてひとつになる日。」を合言葉とし、大阪弁のコピーで両チームの対決を告知した。コピーは9種類あり、「無観客やけど、無歓声にはせぇへんで。」「感染対策、景気対策につづく、元気対策やね。コレ。」「ソーシャルディスタンスもライバルディスタンスも、ええ距離でいこや。」など、日常会話のなかで地元ファンの気持ちを代弁したような表現となっている。

大阪という地域に根差したイベントであるため、地域密着性を考えた、OOH中心での広告展開だ。さらに、大阪の住民に響くコピーが、OOHならではの巨大なグラフィックで展開された。撮影がしやすいビジュアルであり、OOHだけで終わらないSNSでの拡散も見込める内容になっている。広告する内容の特徴を捉えた、否応なく盛り上がりを生み出せる企画だといえる。

03 集英社が渋谷広告ジャック 漫画のキャラ特性を活用

渡辺直美さんが印象的なビジュアルの広告で、街中に掲載した。写真は、渋谷駅内ビジョンの様子。

©白井カイウ・出水ぽすか/集英社

『週刊少年ジャンプ』(集英社)の6月15日発売号で最終回を迎えた漫画『約束のネバーランド』は7月3日、渋谷で広告ジャックキャンペーンを開始した。同作の実写映画版で「クローネ」役を演じる渡辺直美さんを起用した企画で、コミックス最新刊となる19巻の同日発売に合わせ開始した。

『約束のネバーランド』(原作 白井カイウ/作画 出水ぽすか)は...

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