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「三ツ矢サイダー」限定パッケージに見る 復刻デザインの意味

小川 亮(プラグ 代表取締役)

(左から)1984年の発売当時の「『三ツ矢サイダー』ライト」ボトル、2020年に復刻したパッケージ。「LIGHT」の文字は当時の字体をそのまま表記している。


アサヒ飲料から、「『三ツ矢サイダー』2020年限定復刻シリーズ」が発売された。同社のリリースによると、いつもと違う昔の「三ツ矢サイダー」を発売することで、改めてブランドの歴史や「三ツ矢サイダー」の爽やかなおいしさを知ってもらい、ブランド価値向上を目指すシリーズであるとしている。

2020年1月から順次発売された復刻シリーズは2カ月ごとに発売されており、1月には1967年版、3月には1970年版、5月には1984年版と2カ月おきに時代をのぼりながら発売されているようである。

復刻版が呼び起こす気持ち

ロングセラーブランドには50年以上の歴史を持つものも多い。復刻パッケージはよくあるマーケティングの一手法ともいえるが、どのような価値があるのだろうか。

確かに、歴史あるブランドの復刻版と聞けば、長年愛され信頼を積み重ねてきた商品であることを多くの人が再認識するに違いない。アサヒ飲料のリリースにあるように、ブランドの再認識によるブランド価値向上が見込める。

一方で、復刻版を見たときに消費者が瞬間的に感じる懐かしさやノスタルジーの価値も見逃せない。もともと「ノスタルジア」という言葉は17世紀後半にスイスで生まれた医学的意味合いを含む言葉だったが、現在では「昔を懐かしむ気持ち」という意味で使われている。

心理学的に見ると...

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