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おうちでOOH バーチャル空間が広告媒体に

平井健一郎

今回のコロナ禍で、以前のように自由に外出のできない日々が続いた。広告業界においても引き続き混乱は続いているが、最近ではどちらかというとこの時代の変化の中で様々な企業の新しい試みも見られた。今回は、外に出られない中で、おうちで楽しめるOOHの事例をいくつか紹介したい。

バーチャル空間が広告媒体に

小田急エージェンシーは電車の時間をバーチャルに体験できる場として4月28日から「Satellite Train」を公開。ヘッドマウントディスプレイなどで視聴できるVR空間の貸切電車として、新型コロナウイルスの感染予防につながる啓発や支援を実施している企業・団体などの広告主(無料)を募集した。

また、講談社は漫画『五等分の花嫁』14巻の発売を記念してトレインジャック広告を実施。4月17日からはJR山手線を、同じく18日からは大阪環状線をそれぞれ同漫画のビジュアルがジャックした。しかしながら、外出自粛中で見ることのできないファンのために、4月28日からネット上でトレインジャックが体験できる3Dを公開。バーチャル空間上で、ラッピングされた山手線が再現され、車内には中づりやドア横ポスター、トレインチャンネルなどの精巧なグラフィックが掲出された。

さらに、4月29日から12日間開催されたVR空間上の展示即売会「バーチャルマーケット」(HIKKY主催)では、東京を再現した出展会場「パラリアルトーキョー」がつくられた。

東京タワーをはじめとする...

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