企画を立てるのは、何から始めればいいのか。立てた企画の良し悪しはどう見極めるか。教科書じみた正解がない分、面白くもあり、困難でもあり。第12回販促コンペ審査員(一部)からのアドバイスを一挙掲載いたします。
最終審査員

【審査員長】
博報堂 執行役員
博報堂ケトル クリエイティブディレクター/編集者
嶋 浩一郎氏
1993年博報堂入社。コーポレートコミュニケーション局で企業の情報戦略に関わる。2001年、朝日新聞社出向。若者向けメディア開発を担当。同年~03年、博報堂刊『広告』編集長。05年、本屋大賞立ち上げに参加。現本屋大賞実行委員会理事。06年既存の手法にとらわれない課題解決をする博報堂ケトルを立ち上げ。12年下北沢に本屋B&Bを開業。
いまこそクリエイティビティの真価が問われるときではないでしょうか。このコメントを書いているいま、すでに在宅勤務を3週間続けています。抑圧された環境ですが、考えることはできます。このような環境だからこそ、より想像力を羽ばたかせることができるのではないでしょうか。大切なこと、いらないことの選別もよりはっきり認識される状況なのではないでしょうか。キレキレのアイデアを期待します。

ADKクリエイティブ・ワン
プランニング本部 コミュニケーション・ディレクター
石田 琢二氏
二度の転職を経て、2006年にアサツー ディ・ケイに入社。19年度の分社を経て、より人を動かすことに特化したADKクリエイティブ・ワンへ。人の心に変化をもたらし、人を動かすことを目的として、ブランドと人と社会をアイデアでつなぐ企画をプランニングしている。
今年は、人々の価値観が一変し、ものの見方や評価の仕方が大きく変化するきっかけとなる年になりそう。好きなものとそうでもないものの仕分けも今まで以上にはっきりしていく。そんなとき、ブランドは消費者とどうコミュニケーションすべきか。応援する側になるか?応援される側になるか?消費者とともに歩むのか?ブランドの立ち位置を理解した上で、あとは自由に発想し、とびっきりの輝きを放つアイデアを提案してもらいたい!