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閉じたコミュニティで心を掴む

キークロン「K4」/塚岡 雄太

僕の持っている「K4」は「ゲートロン茶軸・Mac仕様・ホワイトバックライト」で歌うような打鍵音が気に入っています。大丈夫、通じるとは思っていません。だからこそ、こういう話を気兼ねなくできる「閉じたコミュニティ」が必要なのです。


みなさんは「カスタムキーボード」という文化をご存知でしょうか。音楽家が使うアレではなく、みなさんのPCの前にも置いてあるほうのキーボードです。それのボタン(キートップ)のデザインや配置から、押し込み機構(青軸、赤軸……などさまざまな種類があります)、接続方式、サイズなどをカスタマイズして自分好みのキーボードを探す旅のこと。僕はそう捉えています。旅こそ文化。

カスタムキーボードはさまざまなメーカーから発売されており、価格は安いもので1万円前後、高いものだと5万円を超えてきます。「キーボードに5万円…」と阿呆を見る目をするのはやめてください。一定数のファンがいて、僕もその1人です。いまは2017年にイギリスで立ち上げられ、クラウドファンディングサイトを中心に人気を伸ばしている「キークロン」を愛用しています。

製品の魅力を語る場ではないのでそれは遠慮しますが、キークロンの素晴らしい点の一つが、「買ったあと」のマーケティング戦略です。製品を購入すると...

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