JR大阪駅直結の商業施設「ルクア大阪」には「トキメキ事業部」というチームがある。同チームで働く北野貴大氏が「トキメキのつくり方」という企画立案時の着眼点を解説する。
POINT 01
トキメキは日常に 日々の行動から企画へ
POINT 02
トキメキの土台となる「女性的デジタル」をとらえる
POINT 03
ため息をとらえ形にする「妄想ショップ」
POINT 04
実体あるものをターゲットにするお悩みターゲティング
POINT 05
消費してもいいと思える場づくりをお客さまと〈練習〉する
POINT 06
「妄想ショップ」は「だれかの新規事業」
POINT 01 トキメキは日常に 日々の行動から企画へ
つい最近、前々から予定していたデートに寝坊しました。きっと怒っているだろうか、ぐっと我慢してくれているだろうか。待ち合わせ場所に向かう途中に見つけた花屋で、一輪の花を買って謝りました。
別に偉そうに乙女心を語るわけではないのですが、花一輪で、時間が戻るわけでも、遅刻が許されるわけでもないと思っています。ただ、不安定にしてしまった心を穏やかにできれば、そんな気持ちが「花を買う」という行動になりました。
こうした不安定な気持ちを「どう抱きしめて、どう温めていくのか」を考えて、企画しています …
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