JR東日本リテールネットは2月18日から3月2日にかけ、「Panest(パネスト)に自信ありますキャンペーン」と題し、対象商品を購入し満足できなかった場合、その商品代金を全額返金するというキャンペーンを実施した。
「Panest」は、コンビニエンスストア「NewDays」やキオスク「NewDays KIOSK」で販売しているパンのプライベートブランド。新型コロナウイルスの影響もあったが、対象商品の売り上げは前年比120%となった。商品代金の返金を申し込む際にはアンケートへの回答が求められるが、生地や具材、味に関することなど、さまざまな意見が寄せられたという。
「メディア露出についても登録者70万人のYouTuberや、さまざまなWebメディアに企画を取り上げていただくことができました」(JR東日本営業本部 商品部 企画・販促課の花村恭介氏)
「Panestのブランドやおいしさを多くのお客様に知っていただきたい」と立案した企画。その言葉通り、キャンペーン告知文面には「自信がある」と大きく記載し、ブランドをアピールした。
しかし、発案当初は「会社のイメージが悪くなるのではないか」「現場に直接クレームが来て迷惑がかかるのではないのか」といった意見も出て、意思決定は難航したという。
花村氏は「当企画で売り上げやブランド認知の向上につなげる自信があった」と言い、他社の事例や売上推移などから実施すべき理由を何度も説明して、実現にこぎつけたという。