日本コカ・コーラが提供するコーヒーブランド「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド」が発売25周年を記念し、アニメ「機動戦士ガンダム」とのコラボデザイン缶を発売した。「1年戦争」のストーリーに沿って、人気のモビルスーツをデザインした計40種類のパッケージを、昨年4月から12月にかけて順次展開した。
これに並行して、「機動戦士ガンダム」のモビルスーツ仕様になった自動販売機を期間限定で設置したほか、8月からはアムロやシャアなどの"ニュータイプ"をテーマに新しく開発した缶コーヒーを、全国の自動販売機にて期間限定販売した。
双方のファンからの反響は大きく、コラボ缶をきっかけに製品を初めて飲んだという人や、久しぶりに飲んだという人もいたという。
コラボに至った理由について、日本コカ・コーラ マーケティング本部 コーヒーグループ マネジャー 坪根秀史氏は、「両社のメインターゲット層が30~50歳代男性と共通であることに加え、缶コーヒーとアニメそれぞれの王道ブランドでもある。また、ガンダムは40周年を迎えたため、さらなる盛り上がりが期待できると考えた」と話す。
実施に際し、両者の共通価値である「王道」をしっかり担保できているか、双方のファンに納得してもらえるクオリティに仕上がっているかなど、細部までこだわった。
「一連の施策の結果として、楽しんでもらうだけでなく、『ジョージア』のビジネスにおいても狙い通りの効果があったと感じます」(坪根氏)