流通革命の起きた1960年代以降、特に平成期は、商品の買い方やモノとの付き合い方が大きく変わった30年間でした。消費者、来店客にとっての「実店舗の価値」も移り変わっています。店舗の存在を考え直すことが、これからの発展には不可欠です。
店頭にイベント性を持たせ、来店する確かな理由となる販促ツールを紹介する
広告を付けて飛行する「SPドローン」
「消費者を店頭に呼び戻し、商品を購入いただくための解決案」──エヌカントのシニアディレクター吉田智行氏は、こう気を吐く。
具体的な施策は二つある。「SPドローン」と「IoTデジタルPOP」だ。「SPドローン」は、広告が付いたドローン(無人航空機)を飛ばすセールスプロモーションツール。最大4面にキャンペーンの告知などを張り、自動で飛行する。2017年に「飛行式店内広告システム」として特許を取得した。
「ドローンは最近、一般的なメディアでも見られるようになった。しかし、実物を目にしたことがある人はまだ少ない。その珍しさで、店頭やイベント会場で、集客に一役買ってくれると確信している」 …
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