シャープは9月27日、吉本興業と共同で、シャープ製品のPRのうまさを競う大会「シャープPR-1ブランプリ」の決勝戦を実施した。優勝者はお笑いコンビ「ひめころん」。観客を飽きさせない軽妙なトークが評価された。会場は「よしもと漫才劇場」(大阪市)。
参加した12組の中で、7月の予選大会で勝ち残ったのは7組。そのうち、PR動画の再生回数と視聴者の投稿によって4組がファイナリストとなった。決勝戦では来場客の前でシャープ製品のPRを実施。シャープ社員を含む審査員によってグランプリが決定した。
シャープと吉本興業には、創業が1912年という共通点がある。共同プロモーションは2011年から継続しており、昨年は全国の家電販売店で「シャープ版家電芸人」が製品をPR。今回はコンテスト形式で話題拡散と認知獲得を目指した。動画視聴や投票への参加を通じてシャープの会員サービス「COCORO MEMBERS」会員獲得もねらう。
「よしもとのファン層でもある若年女性を中心に会員を獲得することができました。決勝に進出した芸人さんの商品紹介動画を店頭でも活用し、売り上げ拡大につながりました」(シャープマーケティングジャパン マーケティング統轄部イベントプロモーション部の長谷川拓也部長)