日本コカ・コーラは9月2日、エナジードリンク「リアルゴールド」の自動販売機での販売向上を目的としたキャンペーンを開始した。公式スマートフォンアプリ「Coke On(コーク・オン)」を活用した企画。参加者は、架空の企業「リアルゴールドジャパン株式会社」に入社した社員という設定で、与えられる課題をこなして昇進を目指す。実施期間は12月2日まで。
ことし4月1日~6月30日に実施した第一弾では170万人を超える参加者が集まった。日本コカ・コーラ マーケティング本部の井田孝氏は、「参加対象自販機での売り上げは前年と比べ大きく伸びました」と話す。
今回は、商品を1本購入すると挑戦できるクイズでは、3回正解するたびに、1000円分のギフトカードが当たる抽選に自動で応募となるほか、イメージキャラクターを務めるモデルの泉里香さんのオリジナル動画を増やした。泉さんは前回、営業部の部長役だったが、今回は執行役員になっている。
「3カ月間、飽きずに継続的に参加してもらえるしくみづくりと、コンテンツの改善に注力しました」(井田氏)
「Coke On」は、日本コカ・コーラの自販機と連動し、ドリンク購入やキャンペーン参加によってポイントが貯まるアプリ。今回のキャンペーンにはアプリのブランド強化という狙いもある。「Coke On」のダウンロード回数は6月末時点で1500万回超。対応自販機の全国設置台数は、7月次点で約32万台。