ニコンは8月16日から9月1日にかけ、東京・渋谷エリアをミュージアムに見立てたイベント「NIKON PHOTO CONTEST presents『PHOTO MUSEUM SHIBUYA』」を開催した。会場のひとつ、複合施設「渋谷キャスト」には約5000人が来場。イベント自体も多くのメディアに取り上げられた。
ことし50周年を迎えた国際写真コンテスト「ニコンフォトコンテスト」の歴代受賞作品と、「ニコンフォトコンテスト 2018-2019」のグランプリ候補作品を、渋谷の路地など数十カ所に展示した。「渋谷キャスト」では、「ニコンフォトコンテスト 2018-2019」の受賞作品の展示のほか、屋外スペースではカフェワゴンを出店。スノーアイスなど期間限定メニューを販売した。
ターゲットは、渋谷を訪れる若者やビジネスマン、外国人、家族連れなどの幅広い層。これまで写真展に行ったことのない人にも興味を持ってもらうことを目的に、街全体を使う企画とした。ニコン・コーポレートコミュニケーション部長の豊田陽介氏は、「『ニコンフォトコンテスト』を知らない方にも多く楽しんでいただくことができ、ニコンのブランドに新たなイメージを加えることができました」と話す。
渋谷を開催地に選んだのは、「ニコンフォトコンテスト 2018-2019」の一般部門のテーマである「Change(チェンジ)」と、再開発が進む同エリアが合致したため。ソーシャルメディアでは、「いままでフォトコンテストにはあまり興味を持たなかったが、受賞作品には感じるものが多く、写真の奥深さが学べた」などの声が投稿されたという。