キリンホールディングス(キリンHD)は6月24日から9月1日にかけ、横浜赤レンガ倉庫にて体験型エキジビション「#カンパイ展2019-Wish You Good Luck!-」を開催した。
開催について、キリンHDブランド戦略部の榑林未來氏は「商品の背景にある企業の姿勢や思いに共感することで、社会における企業の存在意義を認め、商品を選択する時代となっています。そこでいま一度、商品ブランドだけでなくキリンブランドとして、お客さまへ伝統と革新が感じられる直接的なコミュニケーションを図ることを目的としました」と話す。
会場には、五感で楽しめるフォトジェニックな3つの空間と2つのインタラクティブ・コンテンツを用意。写真を撮ったり、展示に触れたり、商品を飲んだりしながらキリンの歴史や文化に触れられるようにした。
「『楽しかった』で終わらせないよう、エンターテインメント性とブランドとして伝えたいことのバランスを意識し、キリンのシンボルである"幸せを運ぶ聖獣麒麟"が印象に残るように設計しました」(榑林氏)
ターゲットは、キリンへの興味関心やイメージ自体が希薄化している20歳代。企業に対する好意度の向上を目的としたところ、来場者の約96%の好意度が向上、商品購入意向も90%を超えた。来場者からは、「キリンは老舗のイメージだったけれど、新しい取り組みに親しみが持てた」「聖獣麒麟をみるといいことありそう」といった声が聞かれたという。