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最終審査会Report

8月に第11回販促コンペの最終審査会が、開催された。応募総数は過去最多の4242通。応募者の年齢は14歳から75歳と、幅広い世代からの応募があった。ここでは、例年以上に白熱した最終審査会のもようをお伝えする。



ファイナリスト30本 30/4242

選出理由を確認

1人6本に再投票
暫定シルバー以上の上位6本が挙がる 6/4242

「SkinLife for School」 7票
「どこでもスマートビューONE」 5票
「ワンカップ大関横町」 4票
「Take Free If You Can」 4票
「昼過ぎトリートメント」 4票
「Mr.コレイジー」 4票

審査員による復活意見交換
上位6本には入らなかったが、再考すべき作品を議論

「グレイカラープランニング」と「試験前に作ろう!スタサプやる気ボタン」が候補に

投票の結果、過半数を獲得した「グレイカラープランニング」がシルバー以上に復活

ゴールド以上の企画が決定 7/4242

「SkinLife for School」 7票
「どこでもスマートビューONE」 5票
「ワンカップ大関横町」 4票
「Take Free If You Can」 4票
「昼過ぎトリートメント」 4票
「Mr.コレイジー」 4票
「グレイカラープランニング」 3票

シルバー以下から、ゴールド以上に上がる1作品を投票(1人1票)

「昼過ぎトリートメント」と「Mr.コレイジー」が同票

決選投票により「昼過ぎトリートメント」に決定
暫定ゴールド以上が決定

「SkinLife for School」
「どこでもスマートビューONE」
「昼過ぎトリートメント」

最終意見タイム
「どこでもスマートビューONE」と「Mr.コレイジー」の再考を促す意見が。

投票の結果ゴールド以上が決定

「SkinLife for School」
「Mr.コレイジー」
「昼過ぎトリートメント」

最終投票

1/4242 約0.02%


選出理由を確認

尾上氏、龍崎氏が初参加

ことしの最終審査員は、審査員長の嶋浩一郎氏を含む11人。新たに電通の尾上永晃氏、L&Gグローバルビジネスの龍崎翔子氏が加わった。審査に先立ち、嶋氏から「審査基準として重視すべきは、本当に人が動くかどうかのリアリティ。加えて、アイデアのクリエイティビティ、実現可能かどうかのフィジビリティです」と、審査方針が確認された。


暫定シルバー以上の上位6本が挙がる

暫定シルバー以上が決定

今回の審査方法はこうだ。各審査員がファイナリストに選出した理由を発表した後、受賞にふさわしいと考える6本に投票。暫定的受賞となる上位6本を決める。上位6本に入らなかった企画の中で受賞にふさわしいものがないかを再度議論し、シルバー以上を確定。その中からゴールド以上に相当する3本、そしてグランプリ1本を投票で選ぶ。

6本の投票結果は上記のようになった。選出理由には次のようなものが挙げられた。

タクシーや電車の窓、コンビニの冷凍庫などにはっ水加工を施す「どこでもスマートビューONE」を推薦したのは石田琢二氏。「日常の接点で商品の効果を知ってもらういいきっかけになる」と評価した。また奥谷孝司氏はDIYのツールなどを「スコッチ」の両面テープで貼り付け、接着力の強さを訴求する企画「Take Free If You Can」を挙げ、「スコッチのプロダクト力は文具店に置かれているだけでは伝わらないので、実現できたら面白い。人が立ち寄って触りそう」と推薦した。

上位6本の選出理由は?

吉柳さおり氏と児玉昌彰氏は、「ワンカップ大関」と日本各地の名店が監修したおつまみをセットにして売る「ワンカップ大関横丁」を、「1000円でべろべろに酔える」ような価格帯の居酒屋を指す俗称「せんべろ」の流行も踏まえて「人が動く兆しを感じた」と評価。セットのバリエーションも、いくつも試してみたくなる」とした。

また吉柳氏は、歯磨き後に用いるデンタルローションのサーバーをオフィスのトイレなどに置く、「昼過ぎトリートメント」も推薦。「女性はトイレでお化粧しながら会話をする。ランチ後の会話で話題に出れば、使う人が増えていくのでは」と評した。

食品スーパーなどで販売している卵パックに、卵型パッケージの「クレイジーソルト」を入れて販売する企画「Mr.コレイジー」は富永朋信氏と龍崎氏が挙げ、「クレイジーソルトを知っていても使ったことのない人が、商品への関与を深めるきっかけになる」と富永氏。

続いて龍崎氏はペン型の化粧水を販売する「SkinLife for School」を推薦し、「休み時間に友人が集まってペンケースを見せ、ペンなどを起点に会話が始まった経験がある。女子高生の口コミで広げたいという課題に合っている」と述べた。

これら6企画のほかに、3票獲得ながら受賞にふさわしいと推薦されたのは、美容室で白髪染めのプランニング契約をする企画「グレイカラープランニング」。藤井一成氏は「チャネルが行き詰まるなどし、メーカーもサービス事業への進出など変化が求められる時代。ブランドの命を未来につなげられる視点が期待できる」と推薦。

嶋氏はスマートフォンの画面に「スタディサプリ」しか見られないような壁紙を提供する「試験前に作ろう!スタサポやる気ボタン」を挙げたが、多数決の結果、過半数を得た「グレイカラー」の受賞が決まった。


シルバー以下から、ゴールド以上に上がる1作品を投票(1人1票)

ゴールド以上に推薦するのは?

続いて、シルバー以上が決定した7本のうち、最初の投票で7票、5票をそれぞれ獲得した「SkinLife for School」「どこでもスマートビューONE」を暫定ゴールドとし、それ以外の5本の中から、ゴールド以上に上がる1本を投票で決める。

「Mr.コレイジー」について「予算との兼ね合いもあるが、実現できれば確実に買う人がいる。調味料ポケットに入れておくよりも、冷蔵庫内の卵ポケットに入れている方が使用頻度も高いのでは」と佐々木亜悠氏、「広告や販促がパッケージの中にまで踏み込めるんだ!と、制作者に気づかせられる」と尾上氏が推した。


暫定ゴールド以上が決定

ゴールド以上受賞作が決定

「昼過ぎトリートメント」について桜田圭子氏は、「会社のトイレに設置されていた商品を使って気に入り、自宅用にも購入したことがある。商品化などの展開も想像できる、当たり前のようで意外となかったアイデア」と推薦。投票の結果、「Mr.コレイジー」と「昼過ぎトリートメント」が同票となり、決選投票によって、後者のゴールド以上の受賞が確定した。


最終意見タイム

土壇場でまさかの復活

そして、グランプリを決定する最終意見交換へ。ここでゴールド以上が決定していた「どこでもスマートビューONE」について、フィジビリティの見直しを求める意見が。

尾上氏が「都内の電車の窓では実現が難しいのではないか」と話すと、同商品を試したという児玉氏が「風圧が必要なので、タクシーのフロントガラスなどであればいいが、タクシーの後部座席の窓や電車の窓、コンビニ、銭湯の鏡などでは、商品特性は十分に理解してもらえないのではないか」と説明。嶋氏は「一度入れた票は重視しなくてはならない」とした上で、「実施面に課題があるのであれば、シルバーと交換するという可能性もあるのでは」と提案した。

そして、「再度の投票を許可すべきか」という審議で半数以上が賛成した後、過半数が手を挙げた「Mr.コレイジー」がゴールド以上に復活。反対に「どこでもスマートビューONE」がシルバーに確定した。

最後にゴールド以上3本に対して投票した結果、吉柳氏や桜田氏によって「化粧水であれば、吹きかけるタイプもあり、ペン型での実現も不可能でない」と実現面も確認された上で、「SkinLife for School」がグランプリに輝いた。

「SkinLife for School」は、学校に持ち出すことと、口コミで拡散することが両立している点が評価されました

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