令和第1回めとなったことしの「第11回販促会議企画コンペティション」には、過去最高となる4242企画が集まった。今号では、グランプリに始まる7本の上位入賞企画、審査員個人賞をご紹介する。全35人の日本の販促業界をリードする審査員からの講評や、協賛企業賞受賞者のコメントも掲載。また例年以上に白熱した最終審査会のレポート、贈賞式のようすもお届けします。ぜひ、次回の応募の際に参考になさってください。
企画名「グレイカラープランニング」
受賞者コメント
このような賞を獲ることができたことにとても驚いています。本課題では、考え始める前にWebサイト上のアリミノさまのオリエン動画を何度も見て、この課題に本当に求められていることは何かを理解しようとしました。その後、がっつり机に向かって考えるよりは、頭の片隅に置いておき、ふと、「白髪ケアを契約サービスにすれば、1つの美容院から離れず、白髪ケアも、きれいで楽にできるのは?」ということを思いつきました。
オリエン内容をきちんと理解できれば、おのずと答えを出せるということが、今回わかりました。この度は素敵な賞をいただき、ありがとうございます。これからも新しいアイデアを出すことを楽しんでいきたいと思います。
課題 アリミノ
30代~40代の女性がこの美容室に通い続けたいと思うようなアイデア
審査員コメント
藤井一成氏
販促もブランドの一生に関わっている、という中長期の視点を持って課題に向き合うと、究極的には、人を動かし続ける新しいしくみを発見することになります。本企画では、メーカーがサービス事業者になる可能性が示唆されており、短期的な販促に終わらない視点を感じました。現企画段階ではメーカー、美容院、顧客の"三方良し"の未来が語りきれていない点は惜しいですが、この企画の価値を確実化するための次のステップを一緒に考えてみたいと感じました …