ファーストリテイリング傘下のGU(ジーユー)は8月8日、顧客の声に基づいて靴を開発するプロジェクト「GU SHOES LAB(ジーユー・シューズ・ラボ)」を開始した。数多くの顧客の声を集め、理解し、開発。ヒット商品に育て上げようとしている。

(写真左から)ジーユー 生産部の熊井均氏、同・グローバル商品本部の土上洋佑グッズチームリーダー。「GU SHOES LAB」のメディア向け発表会の会場となった「GU STYLE STUDIO」(東京・渋谷)は、サンプル品を手に取って確かめながら購入する商品を選ぶのに特化した店舗。購入はオンラインで行う。
手ごろさと美しさを両立 集まった予想だにしない不評
「GU SHOES LAB」のパイロット版となった2018年8月発売の「マシュマロパンプス」は約170万足を販売したヒット商品だ。
「靴業界では数万足でヒットと言われますが、『マシュマロパンプス』は名実ともにGUを代表する商品のひとつとなりました」(ジーユー グローバル商品本部の土上洋佑グッズチームリーダー)
しかし、その背景には手痛い失敗があった。17年春に発売した「ポインテッドパンプス」だ。
尖ったつま先が特徴の「ポインテッドパンプス」は、価格が2490円(税抜)と手ごろながら、美しいシルエットを目指した商品だ。現在にも続くコンセプト「靴のおしゃれで我慢させない」は、ファッション性と実用性の両立というGU全体の思想にも連なる。
品質と価格を両立させて送り出したGUだったが、フタを開けてみると、予想以上の不満が集まった。
いわく、「見た目は確かにカッコよくなりましたが、やはりパカパカ脱げてしまい私には合いませんでした」「外反母趾ではないのですが親指の付け根のあたりが痛い…我慢して履けるかなと。(中略)我慢せず履けるぴったり合う方が羨ましいくらいラインも綺麗で色も安っぽくないです」など。見た目の良さへの評価に反して、自分の足にフィットしない、歩きにくいという意見が数多く集まった …