販売促進の専門メディア

           

これからの“売れる・買う”を学ぶこと

情報社会が招いた、消費者の「混乱」の正体を暴く

宇野浩太朗(東洋大学)

「スマホネイティブ」や「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代は、なぜいま「売れる・買う」について学ぶのか。彼ら・彼女らは日々何を考え、どんな未来を描いているのか。未来を担っていく大学院生の視野に迫る連載です。

現在行っている研究について教えてください

「消費者の混乱」についての研究をしています。たとえばスマートフォンを購入する際、通信会社はどこで、どの端末を、どのプランで購入するのか。インターネットの口コミなどを見てもかえって迷いが生まれます。どのような情報が消費者の意思決定に影響し、何の情報が増加、または抑制されると、消費者の成果に繋がるのか。このような疑問を明らかにする研究をしています。

なぜ、その研究をしようと思ったのですか?

今日では、ひとつの製品カテゴリーに対して、あまりに多くのブランドが存在していることがあるように思います。かつては、企業と消費者の情報の非対称性によって消費者が意思決定をするための十分な情報が得られないことが問題とされていました。しかし、現在では、逆にその情報が多くなりすぎて、意思決定が難しくなっていることが問題ではないかと考え、この研究テーマを選びました …

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

これからの“売れる・買う”を学ぶこと の記事一覧

情報社会が招いた、消費者の「混乱」の正体を暴く(この記事です)
マーケティング研究を通して、企業と顧客を幸せにしたい
CSR活動と購買行動の相関関係を見つけ出す
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する