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【ドラッグストア】
市場の拡大続くドラッグストア 大手の経営統合が進む
スギホールディングスは6月1日、ココカラファイン(神奈川・横浜)と経営統合に関する検討及び協議を開始する旨の合意書を締結したと発表した。
近年、高齢化の影響でヘルスケア市場伸長するとともに、ドラッグストア業界の市場規模も拡大し続けている。しかし、同業他社だけにとどまらない価格競争や出店、Eコマースなどの普及による買い物客の変化なども影響し、業界内の生き残りをかけた競争が激しくなっているのが現状だ。
スギホールディングスは子会社のスギ薬局において、調剤併設型ドラッグストアを中心に関東・中部・関西エリアに1190店舗(2019年2月時点)を展開しており、顧客の健康維持・予防から介護・終末期のケアまでを一貫してサポートする「トータルケア戦略」の実現に向けた施策を積極的に取り組んでいる。
一方のココカラファインは、ドラッグストア・調剤薬局を1354店舗(2019年3月末時点)展開する。実店舗と介護周辺事業との連携を図り、地域における在宅医療・介護を一体的に提供する「地域におけるヘルスケアネットワークの構築」を構築、推進している。
調剤は今後も市場の拡大が続くと見られ、両社の医療・介護事業領域を強化する戦略が一致した結果、「ヘルスケアカンパニー」として経営統合し、ドラッグストア業界トップを目指す考え。
営業においても、関東・関西を中心に展開するココカラファインと、中部・関西を中心に展開するスギ薬局では、既存店が競合せず、お互いの商圏を補完できることから、高いシナジーも見込めるという。
7月31日をめどに、本経営統合に関する基本事項を定め、基本合意書締結を目指す。
【SDGs】
レジ袋の辞退率81.1% 無料配布の中止店舗が拡大
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