米国・ニューヨーク州はマンハッタン・ソーホーに店舗を構える日本発の理容室、その名も「THE BARBER SOHO NEW YORK」。いまニューヨークでは何が起きているのか、日本の何がウケるのか。「THE BARBER」ゼネラルマネージャーの永井正道氏が、ニューヨークの日常を切り取る。
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Hudson Yards
ニューヨークシティに新たな街が誕生
日本円にして約2兆7800億円が投じられ、大規模な再開発が進む「Hudson Yards(ハドソンヤード)」。3月15日には商業施設や、蜂の巣のような見た目の展望台「The Vessel(ベッセル)」がオープンした。ほかにオフィス、住宅などが建設されている。
「ベッセル」は階段と踊り場から成る約45メートルの大規模なパブリックアート。イギリス出身のデザイナー、トーマス・ヘザウィック氏が手がけ、オープン時には長蛇の列ができていた。一方、商業施設2階には、「MUJI(無印良品)」や「ユニクロ」など日本のブランドも入る。
また、4月5日には複合芸術施設「The Shed(ザ・シェッド)」がオープン。ギャラリーや劇場、制作スタジオなどが入り、必要に応じて屋根の部分が伸縮する仕様のため、大規模なコンサートも開けるようだ。劇場は約1200席、スタンディングなら約2000人収容可能。開催予定のコンサートなどのチケットはすでに売り切れの状態だった。場所は「タイムズスクエア」を西に直進し、「ハドソン川」に突き当たったあたりにある...
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