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THROUGH BOUNDARIES

「因果」に魅入られたマーケティング

朱 喜哲(哲学者/プランナー)

座席の足元の境目をはっきりさせるとその内側に脚を置くようになる(写真=123RF)

皆電車内で「周囲の迷惑にならないよう、マナーを守りましょう」といった直接的なマナー広告をあまり見なくなった。公共のトイレでも「いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます」といった文言をよく目にする。

人はストレートに要求されるよりも「期待」や「感謝」を表明されたほうが居ずまいを正すのだろうか。あるいはクレームが減るのかもしれない。いずれにせよ、ポイントは「効果が出る」ことだろう。そして、そのための工夫はすでに、<どう呼びかけるか>という次元でさえなくなっている …

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