（写真＝123RF）
前回、ライトオン社でのAI活用事例を通じ、人間が評価したサンプルを学習データとすることで、AIに「熟練した人間の知恵を学ばせる方法」を紹介した。今回は、学習したAIから、「最良の答えを聞き出す方法」について解説したい。事例には、同じくライトオン社のプロジェクトで活用されている、「コーディネート自動生成エンジン」を取り上げる。
この「コーディネート自動生成エンジン」は、任意のファッションアイテムを指定すると、それを軸としてコーディネートを成立させるための制約条件を考慮に入れながら、最適な組み合せを探し出してくれるAIアルゴリズムである。
具体的には、選択されたアイテムのカテゴリーの組み合せや、コーディネートの配色バランス、季節性、自己主張の度合い、ユーザーが求めるフォーマル度合いなどのファッション常識（＝制約ルール）と照らし合わせながら、効率よく最適なコーディネートを探索する …
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