「Metro Ad Creative Award」は、東京メトロの交通メディアをフル活用し、新たな価値を創出する表現や、アイデアを顕彰するアワード。グランプリはじめ各賞を受賞した企画やグラフィックを一挙に紹介する。
プランニング部門 審査員
デザイン・クリエイティブ部門 審査員
プランニング部門グランプリ
グランプリ
日本コカ・コーラ「15m走自販機」
竹内海氏、大場翔平氏
講評
レールを転がる商品を走って受け止める企画。「駅の自販機をエンターテインメントにした。全力疾走した後はアクエリアスもおいしく感じる。見ている人も楽しい。コストや実現性も◯。ほかと比べ、参加の敷居の低さと体験ストーリーの美しさで群を抜いていた」(木村氏)
準グランプリ
ハウス食品「とんがれ青春」
饗庭拓弥氏、楠田勇輝氏、山田紘也氏
講評
壁のとんがりコーンに触れると静電気が。「複数人でできるともっと面白いかも」(佐藤氏)
メトロアド賞
大和ハウス工業「東京リブネーション」
安田桜子氏、西口滉氏、丸茂智沙氏
講評
築年数の長い名所をリノベするさまを表示。「媒体の大きさを生かした企画」(メトロアド)
デザイン・クリエイティブ部門グランプリ
グランプリ
森永製菓「大きなキョロちゃん」
黒沢茉美氏
講評
画面に収まりきらない「キョロちゃん」が大迫力。それらを連続させ、映像的な効果となってキョロちゃんが間近に迫ってくる。商品の特徴に対して、シンプルなビジュアルアイデアで素早く逃げ切った。グランプリおめでとうございます(八木氏)
準グランプリ
東京個別指導学院「先生ひとり占め」
三橋雄太氏、山内潤氏
講評
削ぎ落として生まれる引力。なぜ吉田?などツッコミどころも含めて、大好き(渡辺氏)
メトロアド賞
カシオ計算機「KEYBORAD」
佐藤正人氏
講評
ビジネスパーソンに親和性あるキーボードの採用は大胆かつ東京メトロならでは(メトロアド)
審査員特別賞
ハウス食品「#とんがりフォンデュ」
杉浦巧氏、熊木良太氏/木村健太郎賞
講評
「とんがりコーンを指にはめてチョコにつけるのとネイルの共通点発見に独自性がある」(木村氏)
ハウス食品「とんがりコーンスロットゲーム」
成田斐氏/佐藤カズ一賞
講評
「SNSとリアルタイム連動したサイネージなど広げるポテンシャルがある」(佐藤氏)
日本コカ・コーラ「アクエリアス パワーボトル」
鍋谷雄一朗氏/吉田宗平賞
講評
ダンベル型ボトルを開発して配布。「持ち帰りで長いブランディングが期待できる」(吉田氏)
大王製紙「拭くの神」
緒方泉氏/尾形真理子賞
講評
見る人に何かギフトを贈ろうという気持ちがあると、自然と票を入れてしまいます(尾形氏)
カシオ計算機「TOUGHNESS G-SHOCK」
岡直哉氏、渡辺淳氏/八木義博賞
講評
鎖のような「G-SHOCK」の中づり。「タフネスの表現とカタログ機能。潔い」(八木氏)
森永製菓「キョロのきもち。」
池田彩夏氏/渡辺潤平賞
講評
ノスタルジックなんだけど、ウエットじゃない。チョコボールらしくて好感(渡辺氏)
協賛スポンサー賞
日本コカ・コーラ「なかなか買えない自販機」
中村朱里氏、花田光希氏
講評
「楽しく体を動かしてアクエリアスを飲むシーンを創造した、斬新なアイデア」(日本コカ・コーラ)
富士フイルム「現実はいつもうまくいくわけじゃないけれども展」
久松葵氏
講評
撮影者や観覧者の心理をつく面白い企画。前後のストーリーを描かせ、写真の良さを感じられる」(富士フイルム)
ハウス食品「とんがりコーン・ロッカーサプライズ」
三上智広氏
講評
「『ロッカーサプライズ』と商品を関連づけ、学校での展開・拡散まで狙える点が面白い」(ハウス食品)
大和ハウス工業「いい家ん結び神社」
池田真由美氏
講評
「家探しにまつわる不安感や人生をよくしたいという希望など、発想の切り口、着眼点がよい」(大和ハウス工業)
カシオ計算機「アクセサリーというより装備品」
速石光氏、是松美久氏
講評
共に80年代を代表するモチーフを効果的に用いるアイデアとコピーが当製品にマッチ(カシオ計算機)
大王製紙「好きになるきっかけ」
古木裕子氏
講評
実際のティシューを背景にコピー1本で勝負する潔さに心惹かれた。メッセージもブランドと相性が良い(大王製紙)
東京個別指導学院「ここが勉強の別れ道」
細川桂氏、金山彩音氏
講評
生徒の目標達成に教室全体で最後まで寄り添うことを東京メトロのイメージも生かし表現した点を評価(東京個別指導学院)
森永製菓「おかえり。」
宮本結以氏
講評
大玉チョコボールを玉すだれにした企画はインパクト大。「おかえり」は大人も手に取りたくなるフレーズ(森永製菓)