月刊『販促会議』2019年4月号に引き続き、今号もOOHを特集する。今回は国内外から26の、好事例と新たに生まれたメディアを紹介。OOHは、経済の状況を率直に反映するバロメーターと言っても過言ではない。街の景色に華やかさを添える存在とも言えるからだ。OOHがなければ、そのエリアは元気がなく見えてしまう。逆に言えば、OOHが活況となればなるほど、そこに集まる人々の気分も高まるもの。人は活発な勢いを感じる場所に集まるのだ。前号紹介事例と合わせて、参考にしていただきたい。
Media Organizer
三菱地所、大丸有エリアマネジメント協会
Media
丸の内メディアリンク、丸の内ビジョン、丸の内仲通りフラッグ
<DATA>

<丸の内メディアリンク>リンクサイネージⅠ・Ⅱ:縦型モニター86台(65、55、50インチ)、リンクボード(ポスター):106枚(B1サイズ換算)

<丸の内ビジョン>横型モニター106台(32~246インチ)

<丸の内仲通りフラッグ>221枚(W440×H1300)
上場企業92社が集まる、東京・丸の内エリアは、日本でも有数のオフィス街だ。昨年4月には「丸の内リンクサイネージⅡ」として、「東京駅前地下広場」に設置したデジタルサイネージ38面の販売が始まった。
「東京駅前地下広場」は、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」の改札と「新丸ビル」入り口の間にある地下通路。
「丸の内リンクサイネージⅠ」は、「丸ビル」「新丸ビル」「丸の内オアゾ」といったビル群に設置した、計48台のデジタルサイネージだ。
またデジタルサイネージには、有楽町から大手町までのビル群24カ所に合計106台のモニターを設置した「丸の内ビジョン」もある。
こちらはエントランスやリフレッシュルーム、エレベーターホールに配備しており、ほぼ毎日来街する人には高水準の認知度を誇る。
丸の内エリアには、平日約28万人のオフィスワーカーに加え、週末には広いエリアから人が訪れる。「丸の内メディアリンク」のターゲットは、街で働く(訪れる)オフィスワーカー、東京駅(皇居周辺)を中心とした来街者。前述の「丸の内リンクサイネージⅠ・Ⅱ」や「丸の内ビジョン」を用いれば、こうした人々に効果的にアプローチできる。
さらに、同エリアのメインストリート「丸の内仲通り」沿いの街路灯に掲示する200枚以上のバナーフラッグ「丸の内仲通りフラッグ」は、通勤やショッピング中に高い頻度で目にするメディア。「丸の内メディアリンク」「丸の内ビジョン」と合わせ、3種のメディアすべてを用いたジャック展開も可能だ。
過去にはエリア全体のメディアを用いて、有名アーティストのライブを告知。オフィスワーカーだけでなく、多くの来街者へアピールした。
問い合わせ
三菱地所プロパティマネジメント株式会社 丸の内メディアリンク事務局
03-3287-3092
mmlink@mjpm.co.jp
http://marunouchi-media-link.jp/