関西電気保安協会は3月1日、協会の公式YouTubeチャンネルでPR動画「関西電気保安グルーヴ」を公開した。
長年テレビCMで流してきた「かんさ-いでんきほ-あ-んきょ-かい」というサウンドロゴを、音楽ユニット「電気グルーヴ」の石野卓球さんが、協会員による作業中の音や声を組み合わせ、テクノミュージック調にアレンジした。動画にも実際の協会員が登場し、突然の停電に怯える少女を救うべく、迅速に対応する様子を描いた。
制作に携わった細田佳宏氏(タイガータイガークリエイティブ)は、「テレビCMのおかげで協会の認知度は高いものの、協会の実態は伝わっていないとの悩みがあった」と話す。高い技術をもつ「電気保安のエキスパート」として仕事に取り組んでいることを伝えるため、コミカルなテレビCMとは対照的に、「カッコよく」見せる内容とした。
石野卓球氏には、「最先端の音楽を発信し続ける同氏が、電気の安全のために常にアップデートを続ける協会のイメージに合う」(細田氏)として依頼。テレビCMではリーチできない若年層を意識してソーシャルメディアも活用した。「期待以上の拡散と好意的な評価が得られたと感じる」(細田氏)。
3月15日時点では、関西電気保安協会は公式Twitter上で、「数多くの温かいメッセージ、ありがとうございます。これからも『関西電気保安グルーヴ』をお楽しみください」としている。