日本一のショッピング街、銀座。古くから人でにぎわうこの街が、「平成」が終わるいまでも、人をひきつけ続けているのはなぜだろうか。日比谷や日本橋も含めた銀座エリアでは、新たな店舗が続々とオープンする一方、創業100年を超える老舗も、時代の変化に伴い、新たな集客アイデアを取り入れている。歴史性と先端性が高め合うこの街にこそ、販促のヒントが溢れているはず。老舗と最先端が両立する銀座エリア、その集客力の秘密を探る。

開業から1年間の来館者数は約2000万人に達し、20歳代~40歳代の来館も多い商業施設「GINZA SIX」は、この4月で開業2周年を迎える。
開業時に話題となったのは、施設中央の吹き抜け空間での、芸術家・草間彌生氏の新作の展示だ。
「草間彌生さんの作品は、GINZA SIXの象徴とも言えるほど、認知度や人気の高さを感じました。ご来館いただくこと自体に価値を感じていただけるよう、その後もアート作品を1年に2回のペースで新作を展示しています」(GINZA SIX リテールマネジメント プロモーション・サービス部 佐藤康仁氏) …
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