日本一のショッピング街、銀座。古くから人でにぎわうこの街が、「平成」が終わるいまでも、人をひきつけ続けているのはなぜだろうか。日比谷や日本橋も含めた銀座エリアでは、新たな店舗が続々とオープンする一方、創業100年を超える老舗も、時代の変化に伴い、新たな集客アイデアを取り入れている。歴史性と先端性が高め合うこの街にこそ、販促のヒントが溢れているはず。老舗と最先端が両立する銀座エリア、その集客力の秘密を探る。

商業施設「東急プラザ銀座」は2016年に開業し、ことし4年めを迎えた。同施設のコンセプトは「Creative Japan」。国内外から年間約830万人が来館する。物販フロア来館者の約7割が女性で、年齢層は40歳代、50歳代、30歳代の順に多い。
「銀座の街では新参者」(東急プラザ銀座 総支配人・雨宮浩太郎氏)としながらも、地域の人とのかかわりや銀座という街の特性を重視した来店促進に取り組んでいる …
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