
店頭での購買行動指標の一つ「ARCASモデル」によれば、商品を目にした買い物客は、自分の生活習慣などの記憶から関係する情報を思い起こしつつ、買い物を進めるそうだ。
例えば食材を目の前にして、「これ、お父さんが好きだったな」とか「テレビCMで見たな」と思い出す、といったことだ。商品の認知度が高ければ、買い物中に思い出される頻度が上がり、購入される可能性も高まる。テレビCMなどの認知促進策は、買い物中に商品を思い起こさせるために行っていると言ってもいい。
しかし実際は、どれだけ購入のタイミングで商品を想起させても、近くにある価格の安い競合商品のほうが買われてしまうということもある。競合商品と比較、検討されたときに、差別化ポイントとなる優位な特徴までリマインドできないものだろうか。名称やテレビCMのタレントを思い起こさせるだけでなく、直感的に商品を選びたくなるよう、店頭ならではのリマインド訴求が行えれば理想である …
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