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THROUGH BOUNDARIES

意識データを再考する── マーケティングと「正当化」

朱 喜哲(プランナー、哲学研究者)

回答者の「信念」を反映した意識データはときに嘘をつく。人は忖度したり、本音を隠したりすることがあるからだ。これは行動データの優位性として語られるが……(123RF)

駅前の広場で、調査員と思しきひとがパネルを片手に辺りを見渡している。声がかかる。「こちらの商品をご存知ですか?」「試しにいかがですか?」「お気に召しましたか?」──あなたはひとしきり対応し、解放される。

よくある街頭調査である。そこであなたはサンプル(標本)のひとりとなり、その回答が「認知」「使用意向」「満足度」などの項目に振り分けられる。こうした対面調査はコストがかかるが、回答者がインターネット調査パネル登録者であれば、より安価でスムーズである。

手法の差異こそあれ、アンケート調査は総じて上記の構造をもつ …

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