いくら国際化が進めども、その国独自の文化やその時々の流行があり、私たちはいつの間にか、それにとらわれている、なんてことも。プロモーションでも同様だ。窓を開けて新しい空気を取り込むことで、予想外のアイデアが生まれるかもしれない。タイのCJ WORXに取材をした。
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「チリソース」は、トマトに赤唐辛子(Chili)やスパイス、酢、塩、砂糖などを加えて煮詰めた、タイでは一般的なソース。日本ではトマトケチャップでよく知られる「Heinz」も、チリソースを販売するブランドのひとつだ。しかし、同社はタイ市場で他ブランドとの差別化ができていないという課題をかかえていた。
「『Heinz』のチリソースは新鮮さが魅力ですが、ソースはボトルに入っており、製品自体の質を消費者に体感してもらうのは難しい状態。だからこそ、新鮮さの背景にあるストーリーを消費者に正しく伝える必要がありました」(CJ WORX・エグゼクティブクリエイティブディレクターのSaharath Sawadatikom氏)
遊び心があり、クリエイティブな手法で、かつ「Heinz」のタイ市場の拡大に貢献できるようなアイデアを求めてブレインストーミングを行うなかで、生まれた疑問があった …
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