「アメリカに行って勉強したい」と考え始めたのは社会人4年目の頃でした。病院薬剤師としてやりがいを感じつつ働いていたのですが、日本の薬剤師の立ち位置や政治力の欠如、現場のニーズに合っていない法整備に違和感を覚え、薬剤師が最も信頼され、活躍していると言われる国、アメリカに行って学んでこようと考えたのです。渡米し、コミニュティカレッジに入学したのは28歳。日本であれば大学生としてはだいぶ年長でしたが、おそらくクラスの平均年齢より若かったと思います。
ファーマシーテクニシャン資格取得のためのコースを選択していたためか、留学生はほかにおらず、地元出身のアメリカ人がほとんどでした。子どもが大きくなってフルタイムの仕事を始めたい、薬学院に興味がありまずはテクニシャンとして働きたい、など資格取得のためのバックグラウンドは様々で、年齢も10代から60代くらいまで幅広くいました …
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