米国で流行ったものが数年後、日本でも人気を博すことはめずらしくない。結婚を機に渡米した広告代理店元プランナーの主婦が、カリフォルニア州オレンジ郡のママ友の間で話題の商品やサービスなどを紹介。日本におけるヒットの種が見つかるかもしれない。
【01 WEST COAST PRODUCT】
パッケージもリサイクル原料で 7世代後に思いをはせるブランド
「Seventh Generation(セブンス・ジェネレーション)」はブランド名の通り、「7世代後の未来を考える」というコンセプトで開発した商品シリーズ。食器洗剤からオムツやトイレットペーパーまで、日用品全般を取り揃えるブランドだ。石油不使用にこだわり、パッケージの原料にもリサイクル素材を用いるといった、徹底した環境配慮は脱帽ものだ。
ナチュラル系にもかかわらず、「POWERFUL CLEAN」「ULTRA POWER PLUS」などと、効果の強力さを表す文言が目につく。いまや「ナチュラル系だから機能性が劣る、物足りない使い心地」というのは過去の話だと思い知らされた。アメリカでいま最も一般的なブランドのひとつだろう。

「Seventh Generation」は、「自然にやさしいから効果はイマイチ」といった先入観をくつがえす
帰国組の駐在主婦がまとめ買い No.1ハンドソープ「J.R.WATKINS」
さかのぼること約150年前の1868年、ミネソタ州で第一歩を踏み出した「J.R.WATKINS」はナチュラル系ブランドの先駆者といっても過言ではない。すべての製品で、原料の95%以上に植物由来のものを採用した、ボディアンドホームケアプロダクトブランドだ …
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