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テクノロジーとインサイトで描く マーケティングの未来予想図

表記・表現の確認を正確かつ効率的に行いたい。その解決法とは?

堀田基貴氏(大日本印刷)

今月のテーマは

「審査支援AI」

校正・校閲作業に費やされる多くの労力

新聞、雑誌や書籍などの刊行物だけではなく、商品パッケージ、広告物でも誤字・脱字や表現の誤りはあってはならないものです。そのために存在する作業が校正・校閲です。

多くの企業では社内の関係部署が分担し、校正・校閲作業をしています。複数の部署がかかわるため、人的、業務的には相当の負担がかかっています。また、ミスをゼロにすることが難しく、精度についても属人性の高いものになっているのが実情です。

ふたつのAIの組み合わせで文字を認識 問題を指摘

近年、多品種小ロット化により商品パッケージや広告物の校正・校閲作業が増加傾向にあります。そこで、「校正・校閲を自動化できれば、得意先企業の業務の省力化と表示ミスのリスク軽減につながる」と考え、人工知能(AI)を用いた審査支援プラットフォームを開発しました。

このプラットフォームは、画像処理と言語処理、ふたつのAIを組み合わせたものです。

画像処理のAIは、パッケージや広告のデザインデータを画像処理し抽出した文字情報に対して、元の原稿との整合を確認します …

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