ある編集者が自腹で買った書籍から、ざらつき・引っかかり・読みがい・一見、販促と関係なさそうで、関係性を感じた本をご紹介していきます。
広告はアートなのか?あるいは広告がこれからたどる道

『アートとは何か 芸術の存在論と目的論』
アーサー・C・ダントー(著)、佐藤一進(訳)/人文書院/2600円+税
著者はアートを《受肉化された意味》で《うつつの夢》と定義する。前者はヨハネの福音書を思わせるが、「意味」を先行存在とする前提を無批判には受け入れづらい。他方、後者は実感しやすい …
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