ユニークかつ効果的なプロモーションを展開する企業のトップに、どのような視点で販促を考え、展開しているのかを聞く。
直営店35店舗 全国展開
FEEL CONNECTION(フィールコネクション)のフィットネス事業「FEELCYCLE(フィールサイクル)」が、30歳代~40歳代を中心に、支持を集めている。
「FEELCYCLE」は、2012年6月に1号店を東京・銀座にオープンした。その後、5年半ほどで、首都圏を中心に、仙台市や福岡市など全国で35カ所のスタジオを運営している。
「FEELCYCLE」は、暗闇の中で専用のフィットネスバイクをこぎながら、クラブで踊るように音楽に合わせて体を動かす、エクササイズプログラムだ。45分のレッスンの間、ほぼバイクをこぎっぱなし。
「慣れないとキツく感じるかもしれませんが、慣れれば、『あれ、もう終わりなの?』と思うようになります」(FEEL CONNECTIONの橋本英治社長)
スタジオは、利用客が出勤前や退勤後に利用しやすいよう、駅の近くに立地していることが多い。利用料金は、店舗によって異なることもあるが、基本的には月額1万4800円(税別)だ。
スタジオでのレッスンのほかに、大規模イベント「FEELCYCLE LIVE LUSTER(ライブ・ラスター)」を毎年開催している。本格的なライブ会場を舞台に、エンターテインメント性をさらに追求したバイクエクササイズで、ことしは3日間で約4000人が参加した。
「FEELCYCLE LIVE LUSTER」はこれまで、コンサートホール「豊洲PIT」(東京・江東)を会場としていたが、2019年は、「幕張メッセ」(千葉市)に移し、規模を拡大する予定。面積9000平方メートルの「展示ホール9」を利用する …