
貝印は11月22日~26日、公式オンラインストア「KAIストア」で開催した値下げセールの期間中、対象商品を購入した人から抽選で20人に、設置型の戸建て用宅配ボックスをプレゼントする企画を実施した。
同セールは、米国年末商戦のピーク「ブラック・フライデー」を範とした企画で、貝印は2014年から実施している。売上高は初年度から右肩上がりで推移しており、2017年は「KAIストア」のページビュー数が、平常時の60倍に達するなど、手応えをつかんでいるようだ。
ことしはキッチン用品を中心とした生活用品約100アイテムを、3割引~8割引で提供する。メールマガジン会員向けの先行販売や「LINE」でのクーポン配布といったプロモーションも行う。
「ブラック・フライデー」は本来、11月の第4木曜日=感謝祭翌日の金曜日からスタートする年末商戦だが、近年、日本の小売業やメーカーでも取り入れる企業が増えている。貝印は、こうした企業の動きに着目。全国で同時期に配達需要が高まることを見込んで、不在時などでも荷物を受け取れる宅配ボックスのプレゼント企画に至った。
国土交通省の調べでは、宅配便が再配達となる割合は全体の約2割を占めるという。不在時以外でも防犯対策や、手が離せないといった状況に対応できるため、博報堂生活総合研究所の「2019年ヒット予想」では、宅配ボックスは女性部門で1位につけている。
プレゼントする宅配ボックスは、ナスタ社製の「スマポ」。