ベッドメーカーのシモンズは、同社国内最大のショールームをオープン。Eコマースでの商品販売が一般化する中、実店舗ならではの「寝心地」の比較検討に注力する。

「寝心地」を体験できるショールームがオープンした。ベッド製造・販売のシモンズ(東京・港)の「シモンズギャラリー東京」だ。コンセプトを「眠りをもっと自由に愉しく、しあわせを感じる時間と空間を」とし、日比谷にあったショールームを同エリアの「ヒューリックススクエア東京」(東京・千代田)に移転した。元の98坪から約200坪に拡大し、22台のベッドを並べる。幅広い価格のベッドを用意した。
商品の比較や検討のための場で、基本的には販売しない。1時間1000円の寝心地体験のほか、レンタルサービスを提供し、商品体験に特価している。オープン日は10月20日。接客には平均して1時間ほどをかけているという。
「ベッドは、触れたり、寝てみたりして得られる情報が、購入に欠かせません。実物を確かめて、つど必要な話を聞ける、対面の接客が最適な商材なのです」(シモンズ マーケティング部営業企画課の菊地氏) …
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