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デジタル時代に顧客とつながる顧客シフト戦略

旅のはじまりとその後 情報収集メインのH.I.S.店舗

児島敬太郎氏(エイチ・アイ・エス)

大手旅行会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は、実店舗の主な機能を予約や決済から「旅行をしよう」という動機作りへとシフトしようとしている。11月2日にオープンした「H.I.S. The ROOM of journey」に取材した。

入り口入ってすぐのカフェカウンター。H.I.S.が自社でオペレーションをする。

旅のきっかけ作りを促す H.I.S.の新型店舗

海外旅行で国内第2位の実績を持つ旅行会社H.I.S.は、店舗を変容させようとしている。11月2日に池袋パルコ本館に開店した「H.I.S. The ROOM of journey」は、その皮切りとなるもの。実店舗を予約、決済がメインだった従来のチャネルから、情報の収集や検討という「旅のはじまり」から接点を多く持てるチャネルへと進化させた。

1980年に創業したH.I.S.は、1998年までに国内営業所を100店展開。2015年には、海外拠点200店・国内拠点300店を持つまで成長した。しかし、関東地区の店舗における営業販売グループのリーダーの児島敬太郎氏は、「従来の店舗のままでは、飛躍的な伸びしろはない」と語る …

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