映像配信で販促効果を高める「イオンチャンネル」年間4億人と接点
イオンの総合スーパーにあるデジタルサイネージ「イオンチャンネル」が高い販促効果を生んでいる。商品を映像でPRするほか、天気予報や雑学などのエンターテインメントコンテンツも流し、視認率を高める。雑学コンテンツでは知名度の低い歳時記なども紹介しており、売り場や商品POPも歳時記仕様にするなど、各所と連動した販促施策を行っている。
もっと購入に結びつくPOP 使い方と作り方
サントリービールが開発した家庭用「神泡サーバー」は、きめ細かいビールの泡を自宅でも簡単に楽しめるすぐれもの。「ザ・プレミアム・モルツ」の6缶セット、24缶ケースの景品として付いている。このプロモーションが寄与し、国内のビール類総出荷量が落ち込む中、「ザ・プレミアム・モルツ」は前年を上回るペースで出荷が進んでいる。
ビール大手5社による国内ビール出荷数の落ち込みが続く中、気を吐いているのが「ザ・プレミアム・モルツ」だ。商品出荷数は4~6月で前年同期比8%増、7~9月で2%増と好調に推移している。
この背景には、「ザ・プレミアム・モルツ」の強みである「泡」を、よりおいしい状態で楽しめるよう図る、サントリービールの「"神泡"プロモーション」がある。
サントリービールはことし3月中旬から、6缶セットの景品として「手動SS式神泡サーバー」の供給を始めた。24缶ケースにはボタン1つでクリーミーな泡を作ることができる「電動超音波式神泡サーバー」を付属。これを付ければ、家庭でもクリーミーな泡="神泡"を簡単に作ることができる。
商品の販売好調につられ、「手動SS式神泡サーバー」と「電動超音波式神泡サーバー」も増産するに至っている。当初、ことしの12月末までに両サーバー合わせて250万台を投入する予定だったが、好評につき400万台に増やした。それでも需要に追いつかず、現在550万台の投入を予定している …