JR東日本(東京・渋谷)と日本レストランエンタプライズ(NRE、同・台東)は、国内5つの製造元と共同で、10月30日から11月30日にかけて、パリ市内にあるフランス国鉄リヨン駅で、「駅弁」を販売する。店舗名は「駅弁 EKIBEN」で、日本の駅弁文化の発信が目的。
レシピの提供や監修・商品管理はNREが行い、パリ現地でレンタルキッチンを活用して調理する。
2016年3月1日から5月26日にかけても同様の企画をしており、2回めの実施。前回は約1万9000個の「駅弁」を販売した。
フランスの鉄道網は、日本と同様に発達しており、鉄道を利用した旅行が一般的だ。また、日本の陶磁器や漫画に代表される、日本文化にも高い評価が集まりやすい。そして日本と同じく四季があり、また地域ごとに食文化がある。こうした親和性の高さが「駅弁売店」のオープンをあと押しした。
日仏友好160周年を記念し、日本文化を世界に向けて発信する「ジャポニスム2018」にも参加。売店ではこの「ジャポニスム2018」をモチーフにした「駅弁」を販売する。
販売予定の「駅弁」と製造元、販売価格(税込)は以下の通り。
「鶏めし弁当」(花善)12ユーロ、「シャロレー牛あぶり焼き弁当」(斎藤松月堂)14ユーロ、「菜食弁当」(日本ばし大増)10ユーロ、「幕の内 9の彩り弁当」(大船軒)15ユーロ、「ひっぱりだこ飯」(株式会社淡路屋)14ユーロ、ジャポニスム2018記念駅弁「よりどりいなり弁当」15ユーロ、JR東日本・NRE共同開発駅弁「E7系新幹線弁当」12ユーロ。