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販促会議 企画コンペティション

販促コンペ、贈賞式2018

「第10回 販促会議 企画コンペティション(販促コンペ)」の贈賞式がこのほど、東京都内で開かれ、グランプリを含む各賞の受賞作品が発表された。ここでは、式後の懇親会も含め、当日の様子をレポートする。

【開催概要】
ついに4088点の頂点を発表

応募開始から贈賞式まで、約5カ月間に及んだ販促アイデアの戦い「販促コンペ」の結果が、ついに発表される贈賞式。応募総数4088点のなかから厳しい戦いを勝ち抜いた、グランプリ、ゴールド、シルバーを含む入賞作品と協賛企業賞、審査員個人賞の受賞者および企画が紹介される。開始時刻が迫ると、受賞者や協賛企業の代表者が続々と会場に到着。会場エントランスでは過去の受賞企画を紹介するパネルが来場者を迎えた。

贈賞式が開かれる会場は「販促コンペ」の公式ビジュアルと同様、赤と青にライトアップ。最終審査員が会場に入り、いよいよ開式となった。

続いて、一次審査から最終審査まで、一連の審査の手順を振り返ったうえで、受賞作品の発表に入る。

【協賛企業賞】
過去最多、29企画をそれぞれ発表

まず発表されたのは、協賛企業賞。過去最多となる29社の協賛企業が、1本ずつ企画を選んだ。カルビーの野堀和哉氏は協賛企業を代表し、「子どものスナック菓子の購入率の低下を解決する、消費者に近い若い方々の、斬新かつ勢いのあるアイデアを期待し、参加に至った。結果として、希望にかなったアイデアが見つかり、大変満足している」とあいさつ。販促コンペを通じた若いクリエイターとの出会いも「財産」だとし、「今後も何かを一緒に生み出していきたい」とコメントした。

【シルバー】
「リアルに売れる」企画に高評価

シルバーの発表は最終審査員の桜田圭子氏により行われた。受賞したのはアスカネットの課題に向けた企画「断捨離アルバム」、コニカミノルタプラネタリウム「泣き星日和」、池田模範堂「家族や友達と分け合う『ムヒる?』を常識に。」、ローランド「ローランド・ホームステイ」の4本だ。

「断捨離アルバム」については、ものを捨てるという行為の裏にある「残したい」というインサイトをとらえた点が評価された。「泣き星日和」は視覚と聴覚に訴えるコンテンツで、提供価値を明確に提示した点が魅力。また「家族や友達と分け合う『ムヒる?』を常識に。」は、絆創膏を持ち歩くことが、『女子力』の高さを表し、女性に人気がでそうな点や、虫に刺された際にすぐに必要となる商品特性をとらえた点を高く評価。

「ローランド・ホームステイ」は、搬入の際のコストと労力を考えると、返却に手間がかかるため、そのまま購入する人が増え、実際に販促につながる可能性が高いため。受賞者には最終審査員の藤井一成氏が賞状を手渡した。

【ゴールド】
販売効率や消費者ニーズとの親和性が理由

続いて最終審査員の奥谷孝司氏がゴールドの受賞者を発表。カルビーの課題に向けた企画「ニコカルビー」と、セブン‐イレブン・ジャパン「セブンピーエム」が選ばれた。奥谷氏は講評として、「ニコカルビー」のふたつの袋を一度に売れる点、誰かとシェアできる点などを評価。「セブンピーエム」については、実現に向けては要改善としながらも、「時間をテーマにした点や、仕事後など、夜間にコンビニを利用する消費者のニーズには合っているのではないか」とコメントした。

【グランプリ】
訪日外国人観光客をねらった作品がグランプリ

そしていよいよグランプリだ。静まり返る会場に、審査委員長の嶋浩一郎氏が受賞者を読み上げる声が響く。有楽製菓の課題に向けた企画「ブラックサンダーエクスチェンジ」だ。

訪日外国人をターゲットとし、帰国する際に余った小銭を、専用カウンターでブラックサンダーと交換する企画だ。受賞者のひとり、中川咲子さんは「実は有楽製菓に6企画応募しました。人を動かすアイデアと、クリエイティビティの両立に苦戦しました」とコメント。

嶋氏は総評として、「『販促コンペ』は、リアルな商品の、リアルな課題を解決する、アイデアバトルです。審査で重視したのは、「リアリティ」「クリエイティビティ」「フィジビリティ(実現可能性)」の3つ。プロモーションは消費者の行動を促すものですが、それはつまり、人の時間をいただくということでもあります。消費者がプロモーションに触発されて行動する時間は、有益なものであること、ブランドを愛せるような時間であるべきです」と解説した。

【贈賞パーティ】
「販促コンペ」を通じ、企画者らが互いの健闘を称える

贈賞式のあとは、参加者が一堂に会する、立食形式の懇親パーティも行われた。乾杯の音頭を取ったのは有楽製菓の東山満春氏。会場では各協賛企業と協賛企業賞の受賞者や、最終審査員と審査員個人賞の受賞者など、販促コンペを通じて出会った出席者らのコミュニケーションにも花が咲く。

ステージ部分では、各受賞者の記念撮影をしたほか、会場入り口横では歴代のグランプリ企画や、大関の「FUN!CUP!大関」など、過去の受賞企画から実現に至った商品を展示。

嶋氏が贈賞式の最後、「これまで、いくつもの企画が実際に企業に採用され、実現に至ったものも少なくありません。ことし応募されたものからも、実現される企画が登場することを願っています」と述べるとおり、実際に店頭で実現する可能性があるのも「販促コンペ」の醍醐味だ。受賞作品の今後についても、ぜひご注目いただきたい。

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