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販促会議 企画コンペティション

第10回販促コンペ、最終審査員による講評

ここでは、最終審査員による応募企画全体の講評をご紹介します。

講評

最終審査員

    【審査員長】
    博報堂ケトル
    代表取締役社長/編集者
    クリエイティブディレクター
    嶋 浩一郎氏

    審査の読後感はハッとするアイデアより、ジワジワくるアイデアが目立ったこと。ローランドの企画で、電子ピアノを試してみたい人の家に運び、まずは使ってもらうという企画があった。一見誰にでも思いつきそうな企画にみえる。でもリアリティを持ってシミュレーションしてみると意外によく練られた企画なのではと思った。

    家に楽器を置くっていう行為は意外に大変だ。家具のレイアウトを変えたりして場所を確保しなければいけない。そこまで苦労して家に招き入れた商品をすぐに返品してしまうだろうか。このままずっと置いておいてもいいかなって気分になるのではないだろうか。実に、ジワジワくるアイデアだ。人が動くということを審査基準にしてきた販促コンペの進化を見た気がした。

    【審査員】
    アサツーディ・ケイ
    コミュニケーション・プランニング本部
    コミュニケーション・ディレクター
    石田 琢二氏

    今回も楽しく審査させていただきました。各賞を受賞された企画は、どれも消費者のインサイトを見事に見つけており、その着眼点からシンプルに企画を成立させておられると感じました。なので、どれもリアルに人が動くことが容易に想像できる企画でした。

    また、グランプリの「ブラックサンダーエクスチェンジ」については、審査員の皆が納得してグランプリと認めた作品であったため、今回は特に皆が気持ちよく審査を終えることができたと思います。受賞された皆さまも、今回残念ながら受賞から漏れてしまった皆さまもお疲れさまでした。この経験はきっと皆さんの力になっていくことと思います。これからも共にがんばっていきましょう!

    【審査員】
    オイシックス・ラ・大地 執行役員
    Chief Omni-Channel Officer
    奥谷 孝司氏

    今回は応募数の多さの割には事前審査はスムースに行うことができました。私にとっては良いことではありますが、少し小さくまとまってきたような気もしています。しかし、数年前のデジタル、モバイル一辺倒から、お客さまのインサイトをついたアナログとデジタルの融合した施策が多く、本当にお客さまが動きそうな企画が多かったです。やはりまずはお客さまの心を掴める企画、それをどのように実現するかがいつの世も問われていることを実感した10回目の販促コンペであったように思います …

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