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【O2O】
国内O2O広告は昨年の2.28倍に
サイバーエージェント、市場動向調査
サイバーエージェントがこのほど実施した、O2O(オンライン to オフライン)広告の市場動向調査で、2018年のO2O広告市場規模は、前年比2.25倍の135億円となった。また、2023年には18年比の約11倍の1616億円に伸長するとの推計も発表した。
同社が、インターネットで配信される広告の年間出稿額を推計し、市場規模を予測した。O2Oは、オンライン広告で実店舗の来店者増や売り上げの促進を目指すプロモーション手法を指す。
サイバーエージェントは、O2O広告について、2015年~2016年の普及開始時期、2016年から2017年前半にかけての試験的利用期間、2017年後半からの本格的な普及期に分類。現在は大手広告事業者を中心に、インターネット広告を見た人の来店実績を測る効果測定環境の整備が進み、O2O広告への本格的な投資が始まっている段階と位置づける。
広告閲覧者の行動履歴を把握し、広告効果が目に見えるようになれば、O2O活用はさらに進み、市場規模は中長期的に高い割合での成長が予測される。しかし、現時点では、位置情報を活用した来店計測の手法は、事業者によりさまざまで、業界で統一した効果測定手法の確立と普及が課題だ …